FFX Millとは、Flexible Forming MILLの略です。FFX MillはFF Millの機能を改良した成形機であり、FF Millと同様にインボリュート曲線を活用しているため、“FF Mill”に未知の可能性を意味する“X”を付け加え“FFX Mill”と名づけました。
FFX Millはロール兼用化を果たしながら、FEM解析(成形/構造)により理想成形と合理的ミル剛性を実現した成形機で、NAKATAが1998年に開発、国内特許初め、複数の国際特許をも取得した、画期的な造管ミルです。その後も独自のFEM解析の強力なサポートを受けながら、さらなる技術改良・開発を進め、業界では初の日本塑性学会賞“会田技術賞”を取得し、’99年には日本独自国内技術の大型溶接管プラントとして、初めてヨーロッパの大手鉄鋼メーカーに輸出を実現。2010年には、FFX Millの開発と実用化に関する実績が認められ、日本の製造業最高の栄誉となる「大河内記念生産特賞」を受賞しました。
1.ブレークダウンを含めた成形部の完全ロール兼用を実現(製品の外径比1:3以下でロール交換不要)
2.NC全自動ロールポジショニング機能(ロールの数値化制御)
3.高品質のパイプを安定生産可能(FEM解析によるシミュレーション)
4.優れた再現機能/最適成形/微調整機能
FFX Millは、自動車部品用のパイプをはじめ、建築土木用鋼管、エネルギー分野で使用される油井管、ラインパイプなど世界中の様々な場所で利用されるパイプ製造に活用されています。