ロール成形(ロールフォーミング)とは、ロールという回転工具を用い、直列に並べられた多数の成形スタンドで長尺の金属板を段階的に曲げ変形し、任意の断面形状の製品を連続的に生産する成形方法です。
1.同一断面の長尺製品を生産できる(製品長の制約が少ない)
2.複雑な形状でも連続生産できる(生産効率が良い)
3.形状精度が高く、良好な表面品質の製品が製造できる
FFX Mill (フレキシブル・フォーミングミル)
最先端技術によって開発されたFFX Millの大きな特長は、製品径や板厚、鋼種の変更等、多種に渡る生産条件でもフレキシブルに対応するインボリュート曲線を持つ可動式ロールにあります。FFXはブレークダウンロールの「完全兼用化」を実現するだけでなく、「NC制御化」により最適なロール成形条件が再現でき、また、高延性で寸法精度並びに溶接品質の良い高品質な製品が生産出来ます。
ODF Mill (オービタル・ダイ・フォーミングミル)
ODF Millは連結された多数の金型が無限軌道上を旋回し、金型が被成形材と接触する成形区間で巨大成形ロールと同等な孔型を形成する新しい成形方法/装置です。材料とのすべりが生じず、極薄肉の大径管から厚肉の小管まで安定成形を可能にしました。本成形法は造管設備の各成形工程に適用可能です。